バーベイト社のリカルドが来日しました
2019.7.12
6月30日から7月6日まで、マデイラ島のバーベイト社社長兼ワインメーカーのリカルド・フレイタスが来日していました。
リカルドは毎年日本に来て数か所でプロモーションを行っておりますが、今回は東京・京都・大阪の各地でセミナーやイベントを行いました。今日はその様子を皆さんにご報告します。
実質7月1日が初日だったのですが、この日はマデイラエントラーダにてプロ向けのセミナーを行いました。よくある「マデイラ島はアフリカ大陸の横にあって…」というような説明ではなく、リカルドがマデイラワイン造りに携わるようになったきっかけなど、様々なエピソードを交えてワインの説明と共に紹介しました。
また翌日の夜の消費者イベントでは、前半はお勉強タイムとして、マデイラワインの基本情報や品種の説明などを簡単に行った後、後半ではお楽しみタイムとして、マデイラの色々な楽しみ方、ということでリカルドと一緒にカクテルを作る体験をして頂きました。
マデイラワインはストレートで飲んでいただくと、マデイラ独特の香りと味を楽しめるので、もちろんお勧めしているのですが、アルコール度数が高いので、お酒が苦手な方は敬遠しがち。
でも、ロックで飲んだり、トニックで割ったり、して少し工夫して楽しむこともお勧めなのです!
中央のテーブルに、オレンジ、オレンジピール、ライム、レモン、ミント、トニックウォーター、ソーダ、氷を用意。マデイラは3年熟成のドライとミディアムスイートをご用意。
まずはリカルドがお手本、とばかりにグラスを手に取ります。氷をいれてマデイラ ミディアムスイートを注ぎ、オレンジピールをぎゅっと絞れば、「ロックンオレンジ」の完成。
オレンジの香りとマデイラがとってもよく合い、簡単なのにマデイラの印象が変わることに皆さん驚いていらっしゃいまいした。
もうひとつ。
ジメジメ暑い夏にぴったりの「マデイラスプラッシュ」!
グラスに氷をいれ、ライムを少し絞ります。そこにマデイラ ドライを入れ、トニックウォーターを注ぎます。お好みで少しソーダを入れ足してもいいですし、ミントも入れてもいいです。
爽やかな「マデイラスプラッシュ」は「ぐびぐび何杯でも行ける~、危険!」との声も上がっていました。こんな風に、ワイワイ一緒に作って楽しむという、お客様との交流イベントでしたが非常にアットホームな雰囲気のうちに終了しました。
その後は、関西へ移動。京都ではプロ向けのセミナーをクラブマデイラのメンバーの「長楽館」さんで開催。歴史的な建物の中にある、「ライブラリー バー」はマデイラワインが100種揃っており、圧巻の美しさ。京都を代表するバーテンダーの方々にお越しいただき、セミナーを行いました。
その後、余韻に浸る間もなく、大急ぎで大阪は阿倍野へ移動。
「辻調理師専門学校」さんにてマデイラワインのセミナーを生徒の皆さんに行いました。
辻調理師専門学校さんとバーベイトのマデイラワインには深いつながりがあります。
当社がバーベイトのマデイラワインの輸入を開始したのは1967年ですが、辻調理師学校(当時の名称)の辻静雄氏(当時の校長)に、当社がマデイラワインを輸入したことを告げたところ、「すぐにサンプルを!」と要請され、そのサンプルを煮詰めて味見をしたところ「これが欲しかったんだよ!」と大変喜ばれたそうです。
フランス料理ではマデイラワインはソースを作る為に欠かせないものだったのです。
セミナーでも簡単に「マデイラワインxバーベイトx木下インターナショナルx辻調理師専門学校」とのご縁を紹介させていただきましたが、先生方も感慨深そうに聴いてくださり、生徒さんもメモを取ったり、試飲をしたり(未成年の学生さんは試飲ナシ!)興味深そうな様子でした。
セミナー後、リカルドは生徒さんから質問攻め。あっという間の1時間でした。
「すみません、マデイラワインはどこで買えますか?」という質問があったので「ポントヴィーニョ、というサイトで買えますよ」とご紹介。
あの生徒さんは購入してくれたかな???