Column コラム

マデイラ島ツアーに行ってきました(1)

2019.10.3

こんにちは。
9月23日~30日まで、消費者の皆様を対象にした、マデイラ島ツアーが催行されました。
(※催行といっても、我々は旅行業者ではないので、皆さんご自身の責任でご同行頂いた形態になっています。)
今日はその様子を皆さんにリポートしたいと思います。
恐らく内容が盛りだくさんになるので、小分けにリポートしていくつもりです。

さて今回我々は「フィンランド航空」を利用しました。
通常、日本からリスボンまでの直行便が無いため、どこかの国を経由します。参考までに今まで私が私用・公用含めて経由した地は、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、トルコ、UAE、フィンランド。その中でもフィンランドは、ドイツやフランスなどからリスボンまでの飛行時間が3時間程度間なのに対し、ヘルシンキからリスボンまでが4時間半~5時間の飛行時間があるものの、東京からヘルシンキまでは9時間程度と、ドイツやフランスよりは短いので体力的な負担が少なく感じました。
逆にUAEは東京から12時間、さらにリスボンまで8時間と、かなりの長距離飛行。
航空券は手ごろに入手できますが、ぐったり疲れた記憶があります。
価格で選ぶ他、乗り継ぎ時間で選んだり、アライアンスで選んだり、色々選択肢があります。
その後、リスボンで1泊し、翌日TAPポルトガル航空でマデイラ島へ飛びました。もちろん、ルートによっては東京-リスボン-フンシャルまで一気に行くことも可能ですが、乗り継ぎで荷物が無くなる可能性が無いとは言えず、私個人としてはあまりお勧めしません。
ちなみに、前回TAPポルトガル航空の機内食についてコラムで言及しましたが、美味しかったミニジュースはもうありませんでした涙。
往路はサンドイッチと小袋に入ったフレッシュカットリンゴ、復路はサンドイッチとポルトガル名物チョコサラミでした。でも素朴なサンドイッチが妙に美味しいので満足です。

さて、無事フンシャルまで到着した我々は、空腹を満たすべくなじみのレストランへ向かいました。フンシャルのマリーナにある「ビアハウス」というレストランです。
ここでビールを醸造しています。
マデイラと言えば「CORA」なのですが、ここでは自家製ビールを頂きました。作りたてで美味しいです。そしてビールには「トレモッソ」という黄色い豆とボーロ・ド・カコというサツマイモの粉を使ったマデイラ島のパンをオーダー。カコは2枚にカットされていて間にはガーリックバターが挟んでいます。カリカリとモチモチとふわ~という食感を楽しめ、ビールのお供に最高!
なのですが…
あまり食べすぎると、その後のお料理が入らなくなりますので要注意。(でも止まらない。)
必ずこのお店でオーダーするのはリゾットです。
その中でも”アローシュ デ タンボリル コン ガンバス”「アンコウとエビのリゾット」がオススメです。肉厚のアンコウと大きなエビは食べ応えがあり、スープも出汁がきいていて美味しいですよ!メニューには写真があるので、ポルトガル語が話せなくてもオーダーできます。
デザートは数種類の魅惑的なケースがワゴンに載せられてきてお勧めされるのですが、この後試飲を控えていた我々は今回はスキップ。でもいつもだったら島特産のパッションフルーツを使ったムースがお客様に人気です。

お腹も満たされた我々は最初の訪問ワイナリー「ドリヴェイラ」へ向かいました。
今回は東京から、引率(エントラーダ店長佐藤も同行)含め4名、関空から飛んできてヘルシンキで合流した方が1名、そしてドリヴェイラで合流された方が2名、総勢7名がここでやっと揃いました。
ドリヴェイラでは、味わい4タイプに対して4種類ずつ試飲を出してもらいました。合計で16種類、ドライタイプからスタート。15年熟成のものから始まって、少しずつ年代が古くなっていきました。古くなると色が濃くなっていくだけではなく、香りや味にも複雑さが出てきます。それをずらっと並べて飲み比べることができるという、なんと贅沢な時間...。
吐器も用意されているのですが、もったいなくて飲んでしまいます。
色々味わううちに「これが美味しいなぁ」というものが出てきて、そうすると、そのグラスだけ空になるのでその人の好みも分かります。「私はこれ」というのをワイワイみんなで話ながら試飲していると、あっという間に3時間が経過。
当主のルイスさんはもともとゆったりタイプの方なので、「ゆっくりしてって」というお言葉にすっかり甘えてしまいました。

ホテルに戻った我々は、相当お腹もいっぱいなうえに、アルコールも飲んでいたのですが、元気に復活組だけ近所を散策し、オープンテラスのイタリアンに入りました。
マデイラはリゾート地なのでホテルも、ホテル周辺にも飲食店が多く、はずれが少ないように思います。
「せっかくポルトガルがに来たんだから!」と佐藤がヴィーニョヴェルデを注文。軽やかなヴィーニョヴェルデで再度乾杯。
今回のメンバーも、気さくな方ばかりでしたので会話も弾み、気が付けばヴィーニョヴェルデももう1本、サラダ、ピザ、リゾット等々、みんなでシェアしてペロッとたいらげました。
そんなこんなで、マデイラ初日は終了。
翌日はバーベイトDay。初日は試飲だけでしたが、いよいよ本格的なマデイラワイナリーが始まります。