マデイラ滞在4日目。
この日は終日フリータイムなので、参加者の皆さんがマデイラ島を思い思いに楽しんでもらえるようにしたのですが、朝だけ全員で行動！
マデイラのご来光を楽しむ「雲海ツアー」に参加しました！
ホテルの人に相談したのですが、そういったツアーは無かったので、頼んで個人ツアーをアレンジしてもらいました。
朝6:15ロビー集合で、モンテの方面へドライブします。山をどんどん登っていくのですが、マデイラ島のドライバーは運転が荒い…。ぐねぐね曲がるカーブもすごいスピードでどんどん攻める。車酔いしそうになった人もいらっしゃいました。
この日の日の出時刻は7:58。
Pico do Arieiro ピコドアリエイロ、標高1818mからご来光を待つ、という手はずなのですが…どうも周りは霧に包まれているっぽい…。おまけに車内がドンドン冷えてきました。

「OK, Let’s go!」
レッツゴー、ですけど、全然何も見えないじゃん…これは進んで行ったら見えるんだろうか。
運転手さん、どうなの？
「今日は霧が濃いからなぁ…」と弱々しく答えました。
えー、せっかく早起きしたのに…と期待いっぱいで来た私達は強風に晒されながら、目を凝らして灰色の空をじーっと見つめますが、キラキラ輝くような光は一切見えず…。
絶望と寒さで一刻も早く車に戻りたい気持ちと、この状況が面白くなってきて返って楽しもうという気持ちが入り混じった状態で、運転手さんと話していたら、雲海を見られるのは6割くらいの確率とのこと。
「よし、少し行ったとこにあるポイントも綺麗に見られるところだから行ってみよう。ただ…この霧だから見られるかわからないけど…」
行こう！行こう！とすぐに車に乗り込みました。（というより、本当に寒かった…）

少し車を走らせ降りてきたあたりで、さっきとは一転して、オレンジ色の光が射した雲と山の景色が飛び込んできました！
「うわぁ…！！！」
誰もが車から飛び出して夢中で写真を撮りました。今までに見たことがない景色でした。
ちょうど、背後が山で、頂上から降りてきた雲が山肌を伝って降りてくるエリアだったため、目の前に雲海が広がっていたのです。
刻一刻と空の色も変わっていき、雲ももくもく湧き出てきて、ずっと見ていても飽きません。
誰もがただただ美しさに見とれていました。
自然の雄大さを前にするとなんの言葉も出てこないものなんですね。
その時の映像はマデイラエントラーダのFacebookで観られます！ココ

帰り道の途中で山小屋カフェに立ち寄って、コーヒーを一杯。軽装で来てしまった私に参加者の方からホッカイロを頂きましたが、あれは大変ありがたかったです。（ありがとうございました！）
突発的に組んだツアーだったので、私は防寒着を持っていなかったのですが、旅にはウィンドブレーカーは必須だな、と反省。
皆さんも雲海ツアーに行かれる時は防寒着必携です！